「晴香?こんな時間になんで黒いサーターアンダギーの親玉みたいなのを作ってるの?」
「・・・」
「あっ ちょっなんで泣きそうな顔を!?待って!なにか多分お姉ちゃんがいけないんだよね!
ごめん!ごめんね晴香!!な、なにから謝るべきか判らないけどすごい謝るし!」
「食べて・・・ケーキ・・・」
「ケーキ・・? あぁケーキ!ごめんケーキだったね!お姉ちゃんひどい事いった!ごめん!」
「バレンタイン、手作りも用意しようかなって」
「こないだ買ったじゃん、いっぱい」
「そうじゃなくて!こっち本命のやつ!」
「えー!こっち本命!?」
「だ、ダメかな?見込みないかな!?」
「すでに抱きしめて慰めたいレベル・・・」
「・・ダメかな・・・浮かれすぎかな・・」
「よ、よしわかった!晴香!ちゃんと出来るまであたしが見てあげるから!応援するから!」
「ホント?」
「そのかわり!」
「?」
「渡した人の写メ撮ってきて・・あぁ!やっぱいらないから!そんな追い詰められた顔しないで!」
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